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古い月下の電話ボックス
百万の目
「メディテイション」
いつかの床は
焼けたメレンゲ色
不安な程 影の
見え無い人生が
交差する
ツメの先に
火を灯し
揺らぎ
見つめ合う
2012年01月10日 06:42 by とみぃDM
頭の上に積もった雪を払いのけようと思った。
気温も上がってきて、そろそろ重く、髪の毛に染み込んできたからだ。頭皮が凍りつく前に。
真っ赤なマウスがPCに張り付いていて、それじゃあつかえないのだけれど、つえないのは僕も同じなので、批判する気には慣れな かった。
手元の古くさい、平凡社の哲学辞典が、最近使われてないって怒ってる。でも大丈夫。捨てる気はないからね。
僕が捨てられない限りは平気だよ。だがら、協力してくれ。知恵を貸してくれ。
2011年03月03日 09:40 by R.ogawa
赤いハートは真っ赤な嘘
君に真理を伝えられない
青いハートが真っ青な夢
架空弾丸の撃ち合いは残酷さ
真っ白なハートの無垢よりも
真っ黒なハートの方が
純粋さを保つんだろう
真理はいつだって残虐だ
赤いハートは真っ赤な嘘
食紅のニオイがする
青いハートの真っ青な夢
君が悲しむ心理の表れ
かびた赤いタイルの浴室と
シャワーの音が
私と、ちりり
掠め合った。
線路へつながる赤らんだ道で
死ぬ猫の、ざらりとした偶然。
メタファを除いたとき
原因はそこにあった。
2010年05月10日 19:10 by 葵木ロク
手を伸ばし
奪い取った幸福の果実
一口囓った
幸福になれると信じて
けれど…嗚呼…
彼女は…。
手から転げ落ちた
赤い…赤い果実
「…いかが?」
少女は笑う
クスクス…クスクス、と
2010年05月09日 22:59 by みゅーむ。
青き死滅のファンタジー
日々が青く悲しく色付いても
私はちゃんとここにいて
世界の消滅前には君と語れるように
声と言葉は用意するよ
ただそれだけを約束しよう
勝ったということは、神が肯定したんだろう。アメリカは正しかった。 月光浴を楽しむ彼女の、後ろ髪は短い。 全てを忘れ去っ ていく。欲望は儚い。頼りにするには脆すぎた。 その意味するところ、僕の血を流れる答え。 それしか知らない。他には何も知ら ない。 それが全てだ。 死から逃れるための、その自由に伴う責任。 涙は塩の味しかしない。 貴さはこの眼が定める。
2010年04月29日 02:13 by R.ogawa
パレットに無造作に絵の具を出して
ぐちゃり、と手でかき混ぜる
どろり、と垂れ
堕ちる。
色々色々
混ざった曖昧さ
キャンヴァスに指を這わせた
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なんか病んでるっぽくてスミマセン;
皆さんの詩に感化されて、つい書き込んでしまいました^^
2010年04月29日 01:45 by みゅーむ。
夢の中で出逢った人
誰なのか、僕は覚えていないのです。
あの日、窓際の席に頬杖ついて
中庭を見下ろして眺めてた
あのバクの子供にも、僕は、
あの時以来会えていません。
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皆様の詩に触発されて初投稿。
文才がほしいです・・・orz
2010年04月27日 18:41 by 宮野はる
障子に映る木漏れ日を眺めて、僕の白い袖を握る子供。
着古したYシャツ。
薄っぺらい定規で丈を合わせた。
襖の向こうで怒鳴り散らしていた男は、たった500円をケチって、株価の下落なんて関係ない。
何時まで経っても俺の親父はネクタイの結び方を憶えなかった。
俺はウィンザーノットで登校していたっていうのに!
親父が結ぶのは葬式の時だけだ。
昨日叩きつけたマウスはスクロールがツルツルしちゃって反応しない。軸が折れてんだ。
机に平積みの背表紙を笑った。
だってマタイ受難曲なんか黙って聴いてられる方がおかしいんだ。
2010年04月25日 19:46 by R.ogawa
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