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物書きの一歩

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リレー小説板【1】

 ども、野崎yです。考案者ということでスレ立てしました~。説明、ルールは以下から。

 ◆ ◇ ◆ ◇

【ルール】
・ネタあり、シリアスあり
・一行からの書き込みが可能
・書く人の順番は自由
・板が6ページに達した時点で終了 ※書き込みが51に達した時点で


【禁止】
・連続投稿禁止
・18禁ネタ禁止
・分かりづらい専門用語禁止

 ◆ ◇ ◆ ◇

 テーマ:夏

2010年07月22日 14:54  by 

コメント一覧 32件中、1~10件表示

  • 「本当なのか?」
    マンホールに問うと、少し頷いたように見えた。
    「俺で良いのか?」
    また頷いたように見える。
    「そうか…。ありがとう」
    なぜそんなことを言ったのか、男には分からなかった。
    しかし、たとえマンホールであっても、慕ってくれている者がいる。
    それで充分だった。
    「もんじゃ修行に行ってくるよ。…ステップアップした俺を待っててくれ」
    そう言って、マンホールにそっと触れる。
    …マンホールは、日に焼けたのとは別の熱さを持っていた。

    2010年10月23日 18:34 by 佐倉いろは

  • 「うん? なんだ? モテモテじゃねぇか」
    「は? 何言ってるんですかっ!」

     男はつい声をあげてしまった。
     スリスリ。
     スリスリ……。

     まるでそれを悲しむかのように、マンホールは男にすり寄る。
    「ははは。おめぇのことが好きだって言ってるぜ?」

    2010年10月12日 18:38 by 人鳥

  •  頬を赤らめる店主を尻目に男はもう一度マンホールの容姿を確認する。
    「んー……」
     黒くて丸い、どこにでもありそうなマンホールだ。特に目立つところもなく、男が知る限りではどこにでもありそうなマンホール だった。
     しばらくすると、店の前についたらしい店主が乗っていたマンホールから降りる。男はそれに続き、マンホールの上から降りると 、ついさっき店主が言った言葉を思い出して乗ってきたマンホールの前にしゃがみ込んだ。
    「あんな強く叩いて悪かったな。まだ男女の見分けが付かないんだ、許してくれ。俺にもあんたの可愛さが分かれば……」
     そう呟き、店の中に進む店主の背中を追おうとしたとき、乗ってきたマンホールがそっと擦り寄ってきた。
    「うん?」
     何事かと確認するとマンホールは少し熱を持ち、擦り付いてくる部分だけが妙に赤い。

    2010年09月26日 00:35 by

  • 「美人って、どこが美人なんです?」
    「そりゃおめぇ……本人の前じゃ恥ずかしくて言えねぇよ」
     店主は恋する乙女のごとく、頬を赤く染めた。

    2010年09月15日 19:51 by 人鳥

  • 「だいたいよぉ、もんじゃは鉄板で焼くもんだ。マンホールじゃねぇ」
     もっともな話だ。
    「マンホールはな…こう使うんだよ」
     手近に浮いていたマンホールを素手でがっしりと掴み何度か地面に叩きつけると、マンホールはすっかり大人しくなり、低空で浮 遊するだけとなった。
    「最初に上下関係をはっきりさせてやるんだ。まあ、あとは可愛いもんさ」
     そう言うと、店主は大人しくなったマンホールの上に乗り、スケートボードの要領で乗りこなす。
    「店に急ぐぞ。お前も適当なやつを見繕え」
     男は慌ててマンホールを探し、店主がやってみせたようにガツンとやってみる。すると、そのマンホールは一回叩きつけたところ で大人しくなった。
    「ははは。容赦ねえなぁ。そんな美人によぉ」
     …男は、マンホールに容姿の違いがあることを初めて知った。

    2010年09月08日 17:39 by 佐倉いろは

  •  思ってもいなかった申し出である。
    「お供します親分!!」

     魔ンホール?
     なんだそれは。

     男は清々しい面持ちで、その男のあとについていった。

    2010年09月07日 21:05 by 人鳥

  •  そう、一瞬思った。しかし店主の口にした次の言葉は意外な言葉だった。
    「……お前、そんな物騒なことを考えねぇで俺の店でもんじゃを極めてみないか?」

    2010年09月03日 13:57 by

  • 「貴様! もんじゃをなんだと思っていやがる!!」
     世界を救うためとはいえ、あまりにも正論すぎるツッコミに、男は立ち止まるしかなかった。
    「なんだ? お前は」
     うしろから聞こえたその声に、商品をカゴにつめていた男は振り返った。
    「もんじゃ屋の店主だが」
    「……」
     コレはまずい。
     もんじゃ屋の店主に、もんじゃを武器にしていることが知られてしまっているとは。これはもはや切腹ものだ。ということは、お 好み焼きともんじゃ焼きの作り方を、一度混同してしまったこともばれているに違いない。
     どうしよう。
     この際、この事件から手を引くという選択肢も考えなくては……。

    2010年08月23日 21:26 by 人鳥

  •  翌日、俺は魔ンホールを倒すもんじゃ焼きの材料を収集するために、町をふら付いていた。昨日と同様に、外はむせ返すような熱気 に包まれていた。
    「材料収集と言っても、この周辺だけで全て揃えられるか……」
     不安で仕方ない。何せ目的のブツはもんじゃ焼きの材料だ。
    「まず、ホームセンターに行って卓上カレンダーを買って、その次はモデルガン専門店『isasi』でBB弾を揃えよう」
     俺はブツブツ呟きながら、正面に構えるホーム戦ターに足を踏み入れた。

    2010年08月22日 20:17 by

  • 「魔ンホール 倒しに出たは 良いけれど もんじゃの材料 また買いにいかねば。字余り」
     とりあえず誤魔化し、男はその場を立ち去った。
    「世界を救うためだ。多少の犠牲はいたしかたあるまい」
     そんな破滅的な考えを、何度も自分に言い聞かせながら。

    2010年08月19日 23:07 by 佐倉いろは

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