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思い出の映画と懐かしのテレビドラマとお気に入り俳優さん等について黒猫と語り合う< 黒猫ニャオニャオ広場>

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<黒猫ニャオニャオ広場>トピック第5号 「元禄太平記」について

闇の黒猫がトピック第5号をお届けします。前回は今年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」をテーマとしました。そこで今回は、過去 の大河ドラマのなかで拙猫が傑作と信じる作品の一つである「元禄太平記」をとりあげたいと思います。これは、同じ時代に対照的な 生き方をみせた柳沢吉保(石坂浩二)と大石内蔵助(江守徹)という二人の男を主人公にしたドラマであるとともに、吉保の甥にあた る正義漢の剣士柳沢兵庫(竹脇無我)が赤穂浪士に協力するというお話でした。権力の掌握と維持拡大に死力を尽くす吉保、しかし単 なる権力亡者ではありません。ワルではあるが、どこか憎めないところのある吉保、聡明無比で、ある種の潔さをもった吉保を石坂浩 二さんが見事に演じ切りました。権力を失った後、「他人が何と批判しようと、自分は力一杯生きたのだ」という意味のことを云いま す。また、未だ権力の座に在るときにも、秘かに内蔵助と語り合い、武士道を貫き見事に主君の無念を晴らした内蔵助に自分は負けた のだ、と認めたのでした。これは実に爽やかなシーンでした。拙猫にとっては非常に思い出深いドラマです。

2014年09月10日 10:09  by 闇の黒猫

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