<黒猫ニャオニャオ広場>トピック第6号 「水戸黄門」第3部について
闇の黒猫がトピック第6号をお届けします。ナショナル劇場の「水戸黄門」は拙猫が大いに楽しんだテレビ時代劇の一つです。やはり 初期の、東野英治郎さんが主演された頃がいちばん良かったという印象を否定できません。とりわけ、第3部の出来が良かったと思っ ています。歴代の、光圀をつけ狙う刺客、のなかでも、この第3部に登場した柘植九郎太(成田三樹夫)が特にかっこよかったと云い たいです。黄門様を守る風車の弥七(中谷一郎)に対して、九郎太は老中柳沢吉保の懐刀と云われる忍びの者でした。山形勲さんの柳 沢吉保も貫録充分! その命を承けた九郎太は、薩摩に向かう黄門様の命を執拗に狙いますが、あと一歩のところで計画はことごとく 失敗! そして最終回、柳沢の前で、九郎太は最後の報告をおこない、責任をとって自決するのですが、この最終回は非常に緊迫した 展開でした。忍びの家に生まれ、栄達を夢見て柳沢に仕えた九郎太。手柄を立てるためには手段を選ばない非情な男なのに、どこか悲 哀と人間味を感じさせる悪役でした。成田三樹夫さんの演技は素晴らしかった! 時代劇のかっこいい悪役は他にもいろいろ思い浮か ぶとしても、九郎太はそのなかでも屈指の名キャラだと信じます!
2014年12月13日 09:24 by 闇の黒猫
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