たまには『歌詞』なんて・・・
あなたが書く小説の登場人物が歌う歌の歌詞です。
どんな人物/バンドが
どんな状況/事件の中で
歌った
どんな曲調/ジャンルの
曲か
等、付随する情報も書けるだけ書いてください。
もちろん、タイトルも。
では、私も妄想できたら参加します!
2008年09月09日 09:36 by 石瀬醒
石瀬醒さん
コメントありがとうございます。詩や歌っておもしろいですね。自分で書いているものが詩かどうかわかりませんが。
携帯をサイバーショット携帯にしてから、その辺を散歩してつまんない写真を撮って、文章を付けるのが好きになりました。
オテルのご飯については、また考えてみたいと思います!
**
介護施設での歌
チャッキー
チャッキー
いそぎんチャッキー
(2回くりかえし)
ずいずいずっころばしみたいに
手を握って
そこへ指を
入れてみる
ぎゅっと握ってくれたら
それはまだ元気な証拠
よかった今日も
元気でよかった
海の底でふにゃふにゃ
手を動かす
いそぎんちゃくみたいに
今日も元気だろうか
その中に手を入れてみる
ぎゅっと握ってくれたら
それはまだ元気な証拠
明日も元気で
また握ってよね
チャッキー
チャッキー
いそぎんチャッキー
(2回くりかえし)
今日も太陽が
赤く沈んでいく
『ドッペルゲンガー』『もう一人の自分』といったイメージをフェイクに使った、「拡大自殺に見せかけた計画殺人の謎を双子の探 偵が解く」というストーリーの(架空の)小説の中で、探偵がフラリと入ったライブハウスで大槻ケンヂ風のバンドが歌う曲。
セリフ
「気付いてないなら言うけどさ
あんたの後ろに見えるその影
もう一人の君なんじゃないかな?
もう一人の自分を見たら死ぬというそのイミ
あんたに、わかるかい?」
疲れ果て 帰り道 今日吐かれた 皮肉思い出し
もう一度一人 傷つき 「コロス」と呟く
くそうあの野郎 なめやがって
オレがオレがオレが こんなだからと 思って
そうあの時 こうしてなければ オレはきっと違った
もう一人 もう一人の自分を男は連れて歩く
なれるはずだった自分を連れて 男は歩く
行き過ぎる 道すがら 目に映る 平和な家庭に
その幸せが自分から 奪われたものに思える
どいつもこいつも なめやがって
ヤツがヤツがヤツが オレを狂わせたんだ
そうヤツラさえいなければ オレはきっと違った
もう一人 もう一人の自分を男は連れて歩く
なれるはずだった自分を連れて 男は歩く
セリフ
「子供の頃描いた将来の自分
男はそれになるための努力をしなかった
いろんなことを言い訳に、逃げ続けた男は
やがて、もう一人の自分を
世間に奪われた本来の自分と思いはじめる」
奪われた もう一人の 自分を取り戻すために
世の中への 復讐を男は描き始める
もう一人もう一人の 自分が男にささやく
オレほどに大切な 人間などこの世にいない
こんな惨めな人生を生き延びるなら
いっそ戦って死んだほうがいい
奪われたオレのために
葬られたオレのために!!
セリフ
「男の最後の反逆は、しばらく世間を騒がせたが
2ヵ月後には忘れ去られていた
元同級生はインタビューに応えて言った
『あいつらしい、惨めな最後でしたね』と」
2008年09月25日 15:52 by 石瀬醒
ブログの小説もそうですが、gateaux48 さんは、絵と文で作品を構成されるのですね。
通りのどこかからバンドネオンが聞こえてきそうな、パリの裏路地の小さなホテル、という雰囲気の素敵な張りぼて&詩だと思い ます。(見当違いなイメージだったら、ゴメンナサイ)
私としては、オテル・アミティエで出される料理にも興味がありますw。
2008年09月25日 11:32 by 石瀬醒
バンドの歌詞ではないですが、レストランの張りぼての写真に付けた詩みたいなものです。小説内の歌詞ではないので、いまのところ 「単品」です。
***
友愛ホテル
一番過激なシオニストと筋金入りのアラブ過激派メンバーを、
オテル・アミティエ(友愛ホテル)にご案内!
あら不思議、一緒の部屋で暮らすうちに
持ってきた武器を床に置き、
楽しそうにおしゃべりしながらお茶を飲んでいる!
ポーランド人の...スキー氏は
ナチスドイツに家族を皆殺しにされた
いまでもゲーテの「野薔薇」の歌さえ
ドイツ語は聞くに耐えない
あの言語で家族が殺されたから!
ナチス親衛隊の幹部だったのに
どういうわけか裁判をくぐり抜け
いまも大企業の重役として
元気に活躍しているZ氏が
...スキー氏と八号室に入った
彼は...スキー氏の前で
改悛の涙を流し、
ユダヤ人のように
着物を引き破り
天を仰ぎ、
地に伏して
あのときの罪を認めた
Z氏は自分で手を下したわけではないが
たくさんの殺害命令書類に
サインをした
...スキー氏の家族は殺された
もう六十年以上も前だ
それは変わらない
だがオテル・アミティエの
香しいかおりが、
繊細な壁紙が、
ホテルが面している
静かな裏通りが、
...スキー氏のやわらかな面を
増幅する
お立ちなさい、
Zさん
あなたが泣き続けても
私の妻や子は戻らない
あなたにはあの時代の
事実を胸に
これからも生きてもらいたい
チェックアウトのとき、
ふたりは握手して別れた
Z氏は地域のユダヤ人教会を
訪ねた
私にできることは
何かありませんか?
と彼は尋ねた
オテル・アミティエは万能じゃない
争う夫婦を同じ部屋に入れてみたところ
大げんかをして
ホテルの部屋や家具を
めちゃくちゃにしたこともある
それでもわずかの良心が
お互いに残っているなら
オテル・アミティエとそのスタッフは
その良心が増幅されるよう
とりはからう
スタッフは何も言わない
ただすてきなベッドと
美味しい料理を
微笑んで出すだけだ
まだ一店舗しかないが
世界各地の紛争地に
建てたいと思います、
とオーナーは胸を張ってインタビューに答えた
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