注目タグ

書きコミュ

トピック詳細

戦闘描写とかはどうでしょうか

拳銃だとか、刀だとか、或いは柔道空手だとかいったものを駆使した戦闘場面などを書きます。

前ぶれとか、オチはあってもなくても構いません。でもオチは無いと終わらないかな;

お題としては、一対多数か、多数対多数が望みです。

なんとも曖昧ですが、お願いします><

2008年09月11日 19:50  by 

コメント一覧 10件中、1~10件表示

  •  『ガリア戦記』を一晩で読みました。児童書並みに大きな活字でルビさえ振ってありますが、フィッシャー=ディースカウの『シュ ーベルトの歌曲をたどって』くらいの厚さはある単行本です。
     カエサルの『ガリア戦記』には、戦争の推移が淡々と書かれているだけで、上記のような血が噴き出したとか、切断した両手を 積み上げたとか、震え上がったとか、そういった「感情的な」記述はほとんどありません。「見せしめに全員の両手を切断した」。そ れだけです。でも、そんなに大勢の人間の両手を切断したら、地面は血の海になるだろうし、切断される前に捕らえられた人は非常に おびえ、実際に切断されたら物凄い叫び声を上げるでしょう。でも、そういうことは、書いていないし、あたりが血の臭いでいっぱい になった、というような説明は出現しません。これは、解説によるとカエサルが本国ローマでの自分の地位を有利にするために書いた 書物なので、そういう描写は目的に沿わなかったでしょう。キケロが名文として絶賛し、ローマ市民がこぞって読んだ『ガリア戦記』 を日本語で読む喜びを与えてくれた新訳に感謝します。訳文は中学生でも読めるような平易さ、本編開始前にわかりやすい状況説明、 本編中に見やすい注が付けられ、誰でもシーザーのフランス遠征の時代にタイムスリップできます。昔読んだ岩波文庫より、ずっとわ かりやすく、興奮しました。
    **
    <a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/456969 7569/ref=cm_cr_pr_product_top" target="_blank" ; title="Amazon.co.jp: 新訳ガリア戦記 ユリウス・カエサル, 中倉 玄喜 本" >Amazon.co.jp: 新訳ガリア戦記 ユリウス・カエサル, 中倉 玄喜 本</a>

    2008年10月02日 06:37 by

  •  この蛮族は我々よりもずっと背が高く、勇猛果敢で、髪を振り乱し、顔を真っ赤にして、雄叫びを上げながら襲いかかってきた。だ が、我が軍は陣形を崩さず、密集して、これらの敵に槍を浴びせた。槍は彼らの楯に突き刺さって抜くことができなかったので、敵の 楯は使い物にならなくなり、その結果、楯なしで無防備となった。我々は彼らを狭い谷間に追いやり、そこでの戦いは一方的になった 。つまり、戦闘ではなく虐殺となった。我が兵士たちは、殺戮と略奪をほしいままにし、老若男女の区別なく剣を振り下ろした。女た ちは金切り声を上げながら慈悲を請い、逃げ惑い、老人たちはなすすべもないまま地を這い回り、残らず我が軍の餌食となった。
     戦闘が終結すると、戦いに加わった者全員を捕らえて、見せしめとしてその両手を切り落とした。両手を切り落としただけで、 人間は死なない。出血多量で死に至る者もあったが、大部分は地獄のような叫び声を上げ、大地を血で満たし、彼らの目の前には切断 された両手が積み上げられた。男も女も天を仰いで大声で泣いた。売買する値打ちのない老人はただちに打ち殺し、生き残った生殖の 役に立つ女や、労役に使える男はすべて奴隷として売り払った。その数四万、我々に多大な金銭的利益をもたらした。
     これで彼らにも、最初は捕虜を差し出し、食料の供出を行い、忠節を誓っておきながら、その誓いを破ればどんなことが起きる かわかったろうし、近隣諸国の蛮族たちにも知らしめることになった。無論、怨嗟の声はあらゆる地で聞かれたが、忠誠を誓い、我が 軍に従って働く者には、敵だった者にも寛大な処置をとり、軍団中で取り立てもしたので、我々はこれらの蛮族を従えることができた 。
     おかげで、この地の民族は誰でも、我々の隊列の音、すなわちサンダルが律動的に地を踏みしめ、槍や刀や鎧が触れ合って響く 音が近づくと、震え上がって身を隠すようになった。

    2008年10月02日 06:36 by

  • gateaux48 さんの発言に触発されて一編。

    私も、「硬い」というか、論理的に正しい文章は大好きです。
    日常的に、確証のない暗黙の前提を基にした雰囲気だけの発言が気になって仕方ないタイプなものでw。
    そういう意味では、「技術翻訳をしてるので文章が硬い(といわれる)」というのは、やや分析が足りない発言に思えます。
    私も技術職に就いているので、「生硬だが論理的に不明確な」文章によく出会います。
    硬い=論理的and/or理系的というのは、違うのです。
    論理的に曖昧でなく、文法的に正しく、読みやすい文章というのは実現可能だと思います。
    まずは先入観から逃れてみてはいかがでしょうか。

    えー、なんだか、理系技術職なら文章が硬いのが当たり前、という発想に日頃から反発があるので(そう思っている同僚が多いの です(涙))やや高圧的な文章になってしまいました。
    仕事の文章はともかく、趣味の文章の味付けは、あなたの匙加減でどのようにもできると思いますよ。

    2008年09月26日 13:25 by 石瀬醒

  •  「サイヤー相手の戦争は、厳しいものになりそうですね」
    イバホ副参謀が、レイカ長官に言った。
    「なぜ?」
    おそらく、なんとなく言っただけの言葉に、レイカは質問で返す。
    彼女は不安を紛らすためや、沈黙を埋めるためだけに発せられる言葉が嫌いであった。
    「それは…彼らが根っからの戦闘民族で、サイヤーに存在するどの国家も、軍事予算が総生産の30%を上回っているからです。 …長官もご存知のように」
    レイカは小さく鼻を鳴らした。
    「戦闘民族だからこその弱点もある。
     サイヤー人は、内包されるどの文化も戦闘に強いことを最高の価値と考えるものばかりの、純粋な戦闘民族。
     彼らは、互いに自らの優位をその戦力の大きさで比べる価値観を共有して進化してきたの。
     だから、彼らのうちの誰も、敵を破壊する以外の勝利の方法を発想できない」
    「破壊する以外の勝利の方法とは?」
    戸惑った様子でイバホが鸚鵡返しする。
    「お前までそんなことを。
     戦線を拡大して敵の兵站、経済を疲弊させるとか、なんらかのプロパガンダ・工作員などを使って政治的に混乱させるとか、単 に条件のいい和平案を出すとか…。
     お前も、戦闘バカだな」
    イバホは黙って赤面した。
    「彼らが惑星レールガンやミニブラックホール砲など、過剰破壊兵器の開発、使用を好むのは、そういった彼らの価値観と大きな 関わりがある。
     戦略に制限を設けるものは、それだけハンディを背負い込むものよ。
     彼らが敵を完膚なく叩き潰す勝ち方を望むことが、われわれの勝機になるの」
    「…具体的には?」
    「まずは、彼らが支配する星域外縁部の被支配民族に蜂起をそそのかす事から始めることになるわ」
    「しかし…どの民族も、彼らの恐ろしさは身に沁みているはず。乗ってきますでしょうか」
    「そこが情報戦よ。
     すでにサイヤー国家の一つ、ベジターの支配する惑星が、反物質キャノンで一瞬にして消し飛ぶ映像があるの」
    「反物質キャノン…そんな兵器が既に?」
    「我々にそれを提供してくれたのは、サイヤー国家の一つ、カカロト連邦」
    「サ、サイヤー連合内に既に内通…」
    「…という設定よ、バカね」
    レイカは唇の端で微笑った。
    「CGとデマで周辺民族に蜂起を促して、サイヤーをドロドロの内戦状態に引き込むの。
     知能の正しい使い方を見せてやるわ」

    2008年09月26日 12:10 by 石瀬醒

  • あっ...作品じゃないんですが。
    **
    「戦闘シーン」あこがれます。いや、戦争は命がなくなったら終わり、足がふっとんだら生えてこないから断然嫌なんですが(戦 争不潔だし、お腹もすくし)。シーザーの『ガリア戦記』とかおもしろいですね。

    いろいろ作戦で謀略をめぐらせるものとか、部隊をふたつに分けて一方を後ろからこっそり不意打ちさせるとか、そういうのが上 手に書けるようになったらおもしろいなあと思います。いろいろ読むしか、ないんでしょうね。

    アニメ『銀河英雄伝説』はテレビと一部レンタルで見ましたが、上官にするなら生き残り確率が上がりそうなヤン・ウェンリー、 眺めるなら麗しいラインハルト様とその有能な部下たちがいいですね。あの原作小説の文章は(全部読んでないんですが)とっても好 きです。私は技術翻訳なんてしてるので、文章が硬いと言われることがよくありますが、硬いのがとても好きです。人を最後まで引っ 張るには、何が必要なんでしょうね。。

    2008年09月26日 04:55 by

  •  文章の躍動感が素晴らしいです。
    複雑な状況なのに、読みやすく表現できているのも、腕ですね。
    1000文字という、一コメントの文字制限を気にすると、どうしても情報量不足になってしまいますが、パワードスーツという か、ロボットのサイズが分からないのが気になりました。大体人間サイズを想像していたところに「コックピット」と来たので、頭の 中の絵がちょっとごちゃついてしまったのです。
     あと、多少説明過多になっても、敵の戦闘時の行動の意図を書いたほうが説得力が増すと思います。
    (この作品の場合、3機まとまって距離を取れている段階で斉射すべきところ、一機が射線を遮る形で跳び込み、個別に撃破され ています。そういう作戦なのか、統率の取れてない集団の中、五十嵐の力量を舐めきった単騎の軽率な行動だったのか、書いていて欲 しいところです)

     ・・・と書いていたのですが、再度読み直して、読みきれてなかったことに気付きました。(汗)
    「痺れを切らしたように」ということで、一機が実際に「自棄(やけ)になっ」て飛び出したのですね?
    ロボットの一団は既に五十嵐の力を知っていて、その上で半ば自殺行為と知りつつ一騎が特攻した、と。
    アサルトを使わなかったのは、前段で火器による攻撃が無効だということを思い知らされていたから、ですね。

     最初の五十嵐のセリフ及び光景は、彼の指示でミサイルあるいは衛星軌道からの火力支援が仰げることを意味しているのだと解 釈しましたが…正解?

    2008年09月16日 17:10 by 石瀬醒

  •  灼けた剣は、不気味に赤く光り、剣の柄まで使って自らが高温を持っていることを主張している。今にも融解が始まりそうなこの剣 の柄を握っている手も相当の熱を持っており、気が遠くなりそうな熱さとともに、煙を指の隙間からあげている。
     それを見た五十嵐は、面白そうに頬を人差し指で掻いた。その後ろには、二足歩行の戦闘用ロボットが三体ほど佇んでいる。
     海から上がってきたかのように真っ青なボディ。その手には人間を撃つのには必要ないほどの大きさのアサルトライフルと、も う片方の手にはトンファーが握られている。どちらにしろ、穏やかな暮らしを望む人間がみたら顔をしかめるしかない代物である。
    「強大な破壊力を持つ遠距離攻撃に、素人が扱えるような程度の近距離攻撃は無力に等しいんだよ。」
     勝ち誇ったよう五十嵐が天を仰ぐ。
     剣を手にした彼の真上の破壊された天井からは、燦々とした手を伸ばせば触れそうなほど綺麗な日の光が差し込んでいる。
     三体あるうちの一機が、痺れを切らしたかのように、剣を両手で握る彼に襲い掛かった。機体は機械なのか疑いたくなるような 軽やかな動きで地面を一蹴すると、左手に握り締めたトンファーで彼を殴り殺しに掛かった。
     剣を自分の体の前で構えて、真っ向からトンファーを受け止める覚悟を示す。
     思いっきり横に振られたトンファーは、見事に空を切った。人間とは思えぬ軽業で、地面を蹴り、その一撃を交わしたのだ。そ のまま飛んだ勢いで、コクピット思しき窓ガラスに載って、それに剣を突き立てる。窓ガラスに鮮血が散った。
     残りの二機はそれを受けて、両者ともアサルトライフルを彼に向かって突きつけた。感情の無い銃口が彼に向けられる。
     彼はパイロットの居ない機体を盾にするように、後ろに向かって降りると、その機体が握っているアサルトライフルに手をのば した。狙いを定めると、銃身を思いっきり剣で叩く。
     鼓膜をひんざく大音量が響いた。
     足元には大きな薬莢(やっきょう)が転がっている。
     しかし、ニ機は無事だった。外れたのだ。
    「ははは。自棄になったのかね。」
     五十嵐が嘲るように笑っていった。
     その後、天井の下敷きになっても尚、笑っていたかどうかは彼は知らない。

    大して戦闘要素がありませんね……。悩んだ割にはしょぼいです。オチも究極にしょぼいです;

    2008年09月13日 20:10 by

  • えと、希望なので無理に多数にしなくてもいいです;

    なんともこのシリアスな感じがいいですねー。
    一挙一動の描写が的確で、緊張感をかもちだしていていい感じです。これは真似できませんね。。

    2008年09月12日 19:37 by

  •  結果、1対1でした。すみません!
    それぞれのキャラの説明一切してません。すみません!

    2008年09月12日 15:12 by 石瀬醒

  •  神崎達は、日頃ストリート最強と吹いていたが、荻原が抜いた真剣の輝きを見て、一斉に息を呑んだ。
     戦いの流れの中で相手にダメージを負わせる能力だけなら、神崎の仲間の数人が持つ鉄パイプや金属バットとそう変わりはしな いのだが、触れれば切れる刃面の呼び起こす恐怖感が、彼等を圧倒したのだ。
     対する伊勢には、まったく動揺の色は無かった。
    「おっさん、どうやら本気みたいだな。
     神埼、お前らは暫く見学しとけ、下手に入ってくると、流れ刃に当るぜ」
    「馬鹿言え、お前以外斬るもんか」
    伊勢は、神崎達が戦いに参加してくることで、場が乱れるのを嫌ったのだ。
    1cmの見切りが重要になる真剣相手の勝負で、誰かにぶつかったり躓いたりするのは致命的だった。
     神崎たちが動かず、遠巻きに二人の対決を見守る態勢にある事を見て取ると、いきなり伊勢が突っかけた。
    木刀を肩に担ぐように構え、力任せに打ち込む素人のような動きで荻原に迫る。
    伊勢の木刀が荻原の頭に振り下ろされようとする瞬間、下段にあった荻原の真剣が、刃を返して撥ね上がった。
    突っ込んだ伊勢の顎を割ったかと思ったその一振りは、しかし空を切った。
    伊勢が素早く後ろに跳ね退いていた。
    「本当に本気だな…」
     下段は普通、相手の打ち込みを峰で弾いて、そのまま振り下ろす刀で相手を斬る。
    しかし今、伊勢の乱暴な打ち込みに対して、荻原は木刀を払いのけることなく、直接彼の頭を狙ってきた。
    真剣が木刀相手に相打ち覚悟で向かってきたなら、木刀に勝ち目は無い。
    しかも荻原は、振り下ろす木刀を凌ぐ速さで重い真剣を振り上げていた。
     一撃の斬り合いなら、負ける。
    伊勢は、唇の端に薄く笑みを浮かべると、その場で小さく跳び始めた。
     突然、地面に片手を付いて腹這いのような体制になると、伸ばせるだけ伸ばした右手一本で荻原の足を薙ぐ。
    荻原は表情一つ変えず跳び退いてそれをかわす。
    右下段の構えは少しも揺るがない。
    伊勢はかわされるのを予期していたように、すぐにブレイクダンスのフロアムーブのような動きで荻原の攻撃範囲の外に出た。
    「おっさん、短期決戦は無しだ。俺と一緒に、エクササイズしようぜ」
    「体力勝負なら勝てるつもりか。ふ、息が切れる前に、終わらせてやるさ」
    言い終えるより早く、滑るような動きで荻原が迫った。

    2008年09月12日 15:10 by 石瀬醒